3年で1000店舗オープンさせたザリガニ料理店「堕落蝦」が資金調達

ザリガニ料理を扱う飲食店「堕落蝦」が資金調達を完了させた。2016年に清華大学出身の李林渡が創業した堕落蝦は3年で1000店舗を展開した人気チェーン店だ。料理人ゼロ、料理の難易度ゼロ、加盟店料ゼロの3つのゼロ戦略でスピード拡大を成功させた。またユーザーの需要に合わせた価格と出店戦略によりデリバリーでの売上も伸ばしており売上全体の60%はデリバリー経由となっている。今回、新たに調達した資金は引き続き新規店舗の展開に利用される見込みだが、堕落蝦の勢いはどこまで続くだろうか。今後の動向に注目だ。

3年で1000店舗オープンさせた ザリガニ料理 店「堕落蝦」とは?

ザリガニ料理を提供する飲食チェーン店「堕落蝦(堕落虾:duòluòxiā )」がBラウンドでの資金調達を完了させた。調達金額は公表されていないが「Tiantu Capital(天图资本)」やかつてバイトダンスにも出資している「Paladin Asset Management(帕拉丁股权)」が出資した。調達資金は店舗の拡大に利用される。

3つのゼロ戦略でスピード拡大

堕落蝦は2016年に清華大学出身の李林渡が創業したザリガニ料理をメインで扱う飲食チェーン店だ。創業から3年余りで中国全土215都市で1000店舗以上を展開しており、年間のザリガニ消費量は2万トンを超す。イタリアン料理のサイゼリヤは1973年の創業から1000店舗目のオープンまで約40年かかっており、堕落蝦の1000店舗展開がいかに早いかがわかる。李林渡は「我々が圧倒的スピードで展開できるのは“3つのゼロ戦略”があるからだ。それは“料理人ゼロ、料理の難易度ゼロ(加熱5分で提供)、加盟店料ゼロだ。”」と述べた。

デリバリーが売上の60%を占める

大量の店舗をオープンさせる中で堕落蝦が目指しているのは消費者が気軽にザリガニをデリバリーできる環境を作ることだ。李林渡によれば売上のうち約60%はデリバリーによるものだという。堕落蝦はデリバリーしやすい立地に店舗をオープンさせており、ショッピングモールの中ではなく、住宅地に近い場所への出店が目立つ。ユーザーがデリバリーをする際に重視するのが“価格”と“スピード”であるが、堕落蝦は過去3年間値上げを行なっておらず、店舗の周辺地域には注文から30分以内に配送をしている。ユーザーの需要に合わせた価格と出店がデリバリー経由での売上を伸ばしている要因と言えそうだ。

2万トンのザリガニを供給するサプライチェーン

1000店舗以上を展開する飲食店において重要なのが原材料の安定的な供給だ。堕落蝦はザリガニの養殖場や農家と提携を結んでおり、農家に対して苗や技術の提供を行なっている。またザリガニを全国に均一に供給できる冷蔵設備や物流網を保有しており1年中、全国に高品質なザリガニを配送することができる。今回、新たに調達した資金は引き続き新規店舗の展開に利用される見込みだが、堕落蝦の勢いはどこまで続くだろうか。今後の動向に注目だ。

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