中国大手国有自動車メーカー3社がタクシー配車の新会社「T3出行」設立!

中国の大手国有自動車メーカー3社などが合同で1650億円を超える出資を行ないタクシー配車などを提供する新会社「T3出行」を設立すると発表した。今年の5月末頃に南京で5000台の自動車を投入しサービスをスタートする。T3出行のサービスはまずタクシー配車からスタートし、将来的にはレンタカーやリース、カーシェアなどにも展開していく予定だ。T3出行のタクシー配車参入で競争が激化すれば国有企業出資という資金力やブランド力を活かし一気にシェアを奪うという可能性も考えられる。まずは5月末に予定されているT3出行のサービスリリースに注目だ。

中国国有自動車メーカー3社が新会社「 T3出行 」設立

3月22日、中国の大手自動車メーカー「中国第一汽車」、「東風汽車」、「長安汽車」などが合同で1650億円(100億元)を超える出資を行ないタクシー配車などのモビリティ事業新会社を設立すると発表した。会社の本部は南京市に設置され、今年の5月末もしくは6月初めに南京で5000台の自動車を投入しサービスをスタートする予定だ。3社はいずれも中国国有企業で、自動車メーカーTOP3の意から新会社は「T3出行」と名付けられた。

タクシー配車だけでなくレンタカー、カーシェアも展開へ

T3出行のサービスはまずタクシー配車からスタートし、将来的にはレンタカーやリース、カーシェアなどにも展開していく予定だという。南京でサービスをリリースしたあとは今年中に全国5都市でも展開予定で合計6都市でT3出行のタクシー配車が利用できるようになる見込みだ。T3出行の責任者である崔大勇は「我々が提供するタクシー配車サービスは庶民でも利用しやすい価格で多くのユーザーを惹きつけるだろう。」とコメントした。

アリババ、テンセントも出資

新会社への出資は自動車メーカーだけでなくIT大手のアリババやテンセント、小売大手の蘇寧(Suning)なども参加している。T3出行では自動車移動のサービスだけでなく自動運転、ビッグデータの管理、自動車購入時のローンなどの業務も提供する予定であり、大手IT企業と共同で研究開発を進めていくことになりそうだ。

最大手Didiも危うい?

現在、中国のタクシー配車市場で最大手は「滴滴出行(Didi Chuxing)」だが、昨年に2度発生した殺人事件以降、一部サービスの停止や客足回復のための大量のクーポン配布により数百億元(数千億円)の赤字を計上している。Didi以外にもアリババ系の「哈啰出行(Hello Chuxing)」や「美团打车(Meituan Dache)」などの競合も登場している。T3出行の参入でタクシー配車の競争が激化すれば国有企業出資という資金力やブランド力を活かし一気にシェアを奪い、Didiが競争に負けてしまう可能性も考えられる。まずは5月末に予定されているT3出行のサービスリリースに注目だ。

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