花束もネットで!バレンタイン期間に339%増加

中国EC2位の「京東(ジンドン)」が発表した「京東バレンタインデービッグデータ分析レポート」によると、2月11日~13日までの3日間で販売された花(切り花やドライフラワーなど)は2月8~10日と比べて339%増加した。日本のバレンタインデーは女性が男性にチョコレートを贈る習慣があるが、中国では男性から女性に贈り物をするのが一般的だ。花を贈る習慣は以前からあったが即日で配達されるショップが増加したことでオンラインから花を買うユーザーが増えたようだ。

バレンタイン 中国で人気の花は?

レポートによると、地域別では寧夏回族自治区で切り花の販売量が983%増加しトップ、甘粛省が849%、貴州省が615%と続いた。これらの3地域はいずれも中国の西北地区に位置しており、花の人気が特に高かったようだ。北京は401%増だった。また花の種類別では水分を抜いたプリザーブドフラワー、花束ボックス、様々な色をミックスしたバラが人気で10倍以上の販売量だった。また、ECトップの「淘宝(タオバオ)」の発表したデータでは今年の販売量は69%増加し、中でもバラは220%、チューリップなどの高単価の花も130%増加した。かつてバレンタインデーの人気プレゼントの一つだった青いバラは淘宝からの販売量を大きく減らしているという結果も出た。

切り花はオンラインからの購入がメイン

近年、物流網が整った中国では切り花の当日配送も可能になった。淘宝のデータによれば昆明、大連などをはじめとした二線、三線都市ではバレンタインに贈る切り花を事前に予約する傾向がみられたが、上海や北京などの一線都市では当日購入、当日配送しているユーザーも多かった。「美団点評」が運営する当日配送可能なネットスーパーの「美团闪购(měituán shǎngòu )」が発表したデータでは切り花の予約購入量が昨年同時期に比べ227%増加しており、オンラインからの生け花購入が拡大しつつある。

EC×切り花はブルーオーシャン?

『2018‐2023年中国切り花EC市場の先行きと投資研究レポート』のデータによると2017年の中国の切り花の市場規模は105.6億元(約1700億円)、2018年も上昇を続け65.1%増の174.3億元(約2870億円)に達した。小売業界は生け花や生鮮品が小売の最後のブルーオーシャンと考えており、イベントや記念日の単発消費にとどまらず、消費者の習慣作りを仕掛けていくことで今後さらに大きな成長が見込めると見込んでいる。広がりを見せつつある中国の切り花市場にも注目したい。

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