アリババが『2019年オンライン生鮮食品消費傾向レポート』を発表!

中国の生鮮食品の市場規模は80兆円

アリババは『2019年オンライン生鮮食品消費傾向レポート(2019线上生鲜消费发展趋势报告)』を発表した。ECやニューリテール(新小売)の市場への浸透、物流網の発達に伴い、中国での生鮮食品の消費は上昇傾向で2018年の市場規模は5兆9300億元(約80兆円)で2017年に比べ5.3%上昇した。

オンライン生鮮食品プラットフォームの台頭

ECの普及に伴い、野菜や肉、魚などの生鮮食品をオンラインから購入するユーザーも大きく伸びを見せている。2015年の生鮮食品のオンラインでの取引額は約500億元(約8000億円)であったが、毎年2倍近くの伸びを見せ、2018年には2000億元(約3.2兆円)を突破した。オンラインの生鮮食品を扱う企業のカテゴリーは大きく4種に分類できる。1つめは「天猫生鮮(天猫生鲜)」や「京東生鮮(京东生鲜)」、「餓了麼(饿了么)」などの大手IT企業が展開するモール型のプラットフォームだ。2つめは「毎日優鮮(每日优鲜)」、「美団買菜(美团买菜)」などの自社販売型のプラットフォーム、3つめは「百果園(百果园)」、「菜老包(菜老包)」などの老舗小売店がオンラインに進出したタイプ、最後に「盒馬鮮生(盒马鲜生)」や「7FRESH」などのニューリテールタイプの店舗だ。

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2014~2018年の生鮮食品EC取引額の推移 出典:2019线上生鲜消费发展趋势报告

オンラインからのオーダーが地方都市でも一般化

2019年に入り、アプリ経由からの生鮮食品オーダーが激増している。フードデリバリーアプリの「餓了麼」では2019年第1四半期(1〜3月)の生鮮食品オーダー数がすでに2018年全体のオーダー数を超えた。前年同期比でみると384%増加している。都市でみると3線都市での伸び率が圧倒的に高く、2018年のデータでは吉林省吉林市は前年同期比1264%増、浙江省金華市は1068%増、広東省佛山市は995%増だった。生鮮食品のデリバリーが上海や北京などといった大都市だけでなく地方都市でも普及してきていることがわかる。また南京江寧市のユーザーは2018年1年間で一人あたり524回オーダーしており、全国最多だった。注目されがちなニューリテールやOMOだが地方都市での広がりに注目してみるのも大事だと言えそうだ。

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2019年1~3月の餓了麼の生鮮食品オーダー数は2018年1年間をすでに上回った。出典:2019线上生鲜消费发展趋势报告

source:2019线上生鲜消费发展趋势报告

https://www.yicai.com/news/100235466.html