中国人観光客の海外でのモバイル決済が現金決済を上回る アリペイが発表

アリペイとニールセン社が発表したデータによると2018年に中国人観光客が海外で利用したモバイル決済の取引額は32%を占め、初めて現金決済を上回った。アリペイの導入以降、6割近くの店舗で客数と売り上げが伸びている。モバイル決済を導入していない店舗も55%が今後の導入を検討しており、今後アリペイやWeChatPayを導入する店舗は世界でますます増えていくと予想される。

海外での モバイル決済 が現金決済を上回る

1月21日、「アリペイ(Alipay:支付宝)」とアメリカの調査会社「ニールセン社」が共同で『2018年中国モバイル決済の海外旅行市場における発展と傾向白書(以下白書)』を発表した。白書によれば2018年に中国人観光客が海外で利用したモバイル決済の取引額は32%を占め、初めて現金決済を上回った。同時に7割近くが海外でモバイル決済を利用したことがあるという。また2018年の中国人観光客の海外での消費は9%上昇し、アリペイの導入以降、6割近くの店舗で客数と売り上げが伸びている。(データは2800人以上の中国人観光客と海外の1200店舗からの調査に基づく。)

40カ国以上で利用可能なアリペイ

現在、アリペイは世界40カ国以上で展開しており、中国人観光客は旅行先の国にある飲食店やショッピングセンター、ホテルなど数十万店舗でアリペイを利用して支払いすることができる。加えて80ヵ所以上の空港でアリペイから免税の手続きをすることも可能だ。1960年代〜70年代生まれ(60后、70后)のモバイル決済利用率の高さも注目すべき点だ。この世代は68%が海外旅行時にモバイル決済を利用しており、80年代〜90年代生まれ(80后、90后)といった若い世代とほぼ同じ数値になっている。また90年代生まれ(90后)は中央アジアや、西アジア、アフリカ旅行に行った割合が他の世代と比べて18%高く、冒険好きとといったデータも出ている。

55%の店舗が導入を検討

白書によればモバイル決済を導入していない店舗も55%が今後の導入を検討しており、今後アリペイやWeChatPayを導入する店舗は世界でますます増えていくと予想される。中国ではまもなく春節(旧正月)を迎え旅行シーズンとなる。日本でも至る所で中国人観光客がモバイル決済を利用している光景が見られそうだ。

source:https://bit.ly/2U55dac