W杯観戦レポート!ロシアW杯で中国人が応援してたのは…

W杯観戦 中国での傾向は?

ロシアW杯の決勝戦から半月以上が経ちました。日本では元スペイン代表のイニエスタ選手やF・トーレス選手のJリーグ加入で盛り上がっていますが、中国ではW杯の観戦データが発表されました。今大会中、中国国内で国民が試合や関連ニュースなどからW杯にリーチした回数は300億回以上といわれています。今回は中国のリサーチ会社艾瑞咨询(アイリサーチ)の『2018年中国W杯サッカー観戦データ解読』から中国のW杯観戦の傾向を見ていきます。

広がったネット観戦

今大会では、中国の大手動画サイト「Youku(優酷)」と「Migu(咪咕)」が「CCTV(中国中央電視台)」の協力パートナーとなったことで、より多くの人がインターネット上から試合を観戦できるようになりました。開幕戦となったロシア対サウジアラビア戦では中国国内からテレビとインターネット合わせて2億人以上の国民が観戦していたというデータが出ています。

中国人が応援していた国は…

中国人が応援した国トップ10のグラフを見ると、グループリーグ終了後ではドイツが47.5%で1位、ブラジルが45.2%で2位、アルゼンチン、スペイン、ロシア、ポルトガル、フランス、イングランド、アイスランド、ベルギーという順で続きました。決勝トーナメント1回戦以降ではブラジルが51.9%で1位、優勝国のフランスが36.6%で2位という結果になりました。また、中国のサッカーファンが特定の国を応援する理由では56.1%が「実力があるから」、46.0%が「好きな選手がいるから」、42.6%が「その国のチームに歴史があるから」という結果になりました。

W杯観戦
艾瑞咨询(アイリサーチ)『2018年中国W杯サッカー観戦データ解読』より

W杯観戦 視聴者は平均33歳で男性が多い

中国国内のW杯視聴者層を見てみると、男女比では女性が38.3%、男性が61.7%、年齢層では24歳以下が9.1%、25~34歳が53.7%、35~44歳が27.4%、45歳以上が9.8%、また学歴では高卒以下が3.9%、専門卒が13.1%、大卒が73.6%、修士以上が9.4%という結果になりました。視聴者層には男性が多く平均年齢は33歳でした。73.6%が大卒であることから教育水準が比較的高い層がW杯に興味を持っていたといえます。

W杯観戦
艾瑞咨询(アイリサーチ)『2018年中国W杯サッカー観戦データ解読』より

高まるスポーツ放送への課金

モバイル端末からの視聴が大幅に増えた今大会では、良質なサービスに対し課金しても良いと考えるファンも増えてきました。今大会での課金に対するアンケートでは29.8%が「無料で観れても、良質なコンテンツには課金するだろう」、40.0%が「無料で観れないなら課金をするだろう」、25.4%が「無料で観れるなら課金しないだろう」、4.8%が「無料で観れなくても課金しないだろう」と答えています。また課金の際に期待するサービスに対しては、61.8%が「高画質の動画」、52.4%が「スターまたはオリジナルの解説」、51.7%が「良質な分析がされた文章」と答えています。今回のアンケートでは実に70%近くが課金してもよいと考えており、価値あるコンテンツへの課金は今後ますます進んでいきそうです。

W杯観戦
艾瑞咨询(アイリサーチ)『2018年中国W杯サッカー観戦データ解読』より

ロシアW杯では「WANDA(万達集団)」、「Hisense(海信)」など中国企業4社がスポンサーを務めていましたが、国内でのW杯人気や注目度の高さ、視聴数を考えると当然の結果と言えるかもしれません。また中国で動画に対して課金してもいいと考えているユーザーが増えてきていることから、今後動画アプリにおいて、課金式の独占放映がさらに増えることが予想されます。

 

source:http://www.iresearch.com.cn/Detail/report?id=3249&isfree=0