中国の大学生 消費動向レポート【日常消費編】

中国の大学生 に関する洞察レポート発表

中国の経済発展に伴い、大学生の消費が高まっている。2017年度の中国の大学生は約3000万人で、1年間の大学生の消費金額は3800億元(約6兆円)に達した。大学生の娯楽や消費行動の成長には、インターネットの急速な発展が背景にある。

今回から2回に渡り、中国のリサーチ会社艾瑞咨询(アイリサーチ)の『中国大学生洞察レポート』から、中国の将来を担う大学生は何にお金を使い、何に興味を持っているのかを紹介していく。第1部では、日常生活における消費行動について紐解いていく。

中国の大学生 1ヶ月の消費額

中国の大学生が、日常的に使う月間消費額は1405元(約23000円)だった。そのうち、食費や交通費、医療費、通信費などの「必要支出」は812元(約13000円)で、娯楽やファッション、化粧品などの「その他の支出」は593元(約10000円)となった。ここには、スマートフォンやパソコン購入費や旅行費などの高額消費は含まれていない。

大学生の消費行動

女子はショッピング、男子は趣味と友人

下のグラフは、2018年の中国の大学生における消費用途とその割合を表している。女子大生が最も消費しているのは「ファッション」で69.9%、続いて「日用品」66.0%、「食料品」56.8%という結果だった。対して、男子大生のトップは「食料品」で58.5%、続いて「個人の趣味」42.4%、「対人関係」46.7%となった。

男女に共通している点は、食料品に対する消費割合の多さである。相違点としては、女子大生はショッピング、男子大生は友人と遊んだり趣味にお金をかける傾向があった。日常消費の用途に関していえば、中国の大学生と日本の大学生は似ているとも言えそうだ。大学生の消費行動

中国の大学生 のお化粧事情

次のグラフは、2018年6月の大学生の化粧頻度とその割合を示している。女子大生のうち、「毎日化粧をする」は19.7%、「2~3日に1度」が12.8%、「1週間に1~2度」が16.8%、「それ以下」が33.6%だった。また、男子大生は83.7%が「化粧しない」という結果だった。

女子大生が購入している化粧品ベスト5は「口紅」、「アイブロウ」、「アイシャドウ」、「ルースパウダー」、「ファンデーション」で、ブランド別では「M.A.C」や「メイベリン」が人気のようだ(クレンジングや日焼け止めなどのスキンケア商品は含まれていない)。

日本のリサーチ会社の調査によれば、日本の女子大生で毎日化粧をする割合は49%であった。日本の女子大生と比べると、中国の女子大生が化粧をする割合は低いといえる。もし、中国でも日本や韓国のように日常的に化粧する習慣が形成されていけば、化粧品市場は巨大な市場になる可能性がある。

大学生の消費行動大学生の消費行動

半数以上が「ネットで購入」

化粧品における購入ルートは、「インターネットでの購入」が63.6%と最多で、「薬局などの化粧品売り場」が31.1%、「ショッピングモール」が28.1%、「海外からの代品購入」が23.7%と続いた。

中国の女子大生が化粧品を購入する際、頼りにする情報源は「友人・同級生」が58.9%、「ネット上の口コミ」が41.2%、「製品の売上ランキング」が40.2%、「インフルエンサー」が36.7%だった。インターネットを通じて個人が実際に利用した情報を得て、購入するケースが多いようだ。中国における口コミサイトのレビューはかなり重要だといえよう。

大学生の消費行動大学生の消費行動

 

大学の売店で購入、口当たり重視

化粧品ではなく食料品の場合、中国の大学生はどこで購入しているのだろうか。購入場所でもっとも多かったのが「学校の売店」79.3%、続いて「大型スーパー」が51.9%、「コンビニ」が39.3%だった。中国の大学生は一般的に大学内にある学生寮に住んでいるため、このような結果になったと推測できる。

食料品の購入時に重視してる点は、「口当たり」が83.0%、「衛生」が44.1%、「栄養」が34.8%だった。中国で食料品を売る時は、中国人好みの味や食感にすることが重要だと言える。

大学生の消費行動大学生の消費行動

今回の第1部では、中国の大学生の日常消費について紹介した。第2部では高額消費の代表とも言える「スマートフォンの購入」に焦点を当て、消費動向をみていく。

 

 

source:http://www.iresearch.com.cn/Detail/report?id=3262&isfree=0