中国techメディア「Debug the World」テンセントTOPICから5.1億円調達

中国メディア  テンセントTOPICが出資

中国メディア  「差评(Debug the World)」が、Aラウンドで3000万人民元(5.1億円)の資金に成功した。今回のリードインベスターはテンセントのTOPICファンドで、他にも云启资本(Yunqi Partners)、中寰资本(The Atlas of Capital)も参加した。

 

中国メディア 「Debug the World」とは?

「Debug the World」は、2015年7月に現CEO陶伟华が1人でWeChatアカウントにてコンテンツ配信を開始。今では、80人規模のチームに成長し、事業内容もコンテンツ配信だけでなく、EC、クラウドソーシングテストにまで拡大した。

現在、テック系コンテンツを発信しているWeChat公式アカウントでは、600万人以上の登録ユーザーを抱えており、アカウント全体でのビュー数は5.9億回以上、DAUは40万〜50万に達している。

 

ECプラットフォーム「差评黑市(Black Market)」

また、主にスマートハードウェア製品を販売するECプラットフォーム「差评黑市(Black Market)」も好調だ。「Black Market」では「Debug the World」のバイヤーが製品を実際に使用し、ユーモアをもたせた記事で製品を紹介することで、ユーザーを「Black Market」に導いている。「Debug the World」のユーザーは元々テック系製品への関心が高い上に、紹介記事の面白さが評判となり数々の人気商品を生み出している。

現在の取引総額は、月間400万人民元(6850万円)以上で、下半期には1000万人民元(1.7億円)を超えると予想されている。

 

クラウドソーシングテスト事業も開始

去年の年末から「Debug the World」はクラウドソーシングテスト事業を開始した。各メーカーは、「Debug the World」登録ユーザーで製品をテストすることができる。メーカーへのフィードバックに協力したユーザーは、特定製品の抽選権を得ることができるのだ。そのため、ユーザーが自然とWeChatのタイムラインに投稿するので、1回の調査の平均参加者数は約4万人ほど集まる。クラウドソーシングテストよって、各ブランドだけでなく「Debug the World」も、ユーザーの好みやニーズを明確化することができ、さらなるユーザー獲得に役立てることができる。

 

今回の資金は、主にコアコンテンツの充実やECシステム、クラウドソーシングのテストコミュニティの強化に使用する。今後、「Debug the World」ではトラフィックを獲得できるメディアを軸に、ECの「Black Market」の独立運営、テック愛好者のコミュニティプラットフォームを構築を目指す。事業間のシナジーはより高まりそうだ。