今週のピックアップニュース(4/2~4/6 )

【 中国 IT 】今週のニュースまとめ

今週も、中国のIT・ベンチャー界隈で様々なニュースが報じられていたが、ChinaPASSでは下記の3記事に注目した。巨大企業のアリババとMeituan(美団)のニュースを振り返る。

 

目立つ アリババ の動き

アリババ フードデリバリー「Ele.me」を買収

まずは、アリババの動きが目立った。2日、アリババによる「Ele.me(饿了么)」買収が発表された。アリババは、傘下に地域密着型のライフスタイルeコマース「Koubei(口碑)」を抱えている。今後、地域密着型のサービス市場を拡大していきたい狙いもあり、フードデリバリー大手の「Ele.me」の買収に乗り出した。結果、中国IT業界で最大級の買収額となり、アリババは「Ele.me」が持つ巨大な配送ネットワークを手にした。すでに「Ele.me」には、中国全土2000都市のレストラン130万店、ユーザー2.6億人が登録されており、アリババがこの物流ネットワークをどのように活用できるか、今後注目されるだろう。

 


アリババ ヒットポイント と戦略提携へ

アリババが「Ele.me」買収を発表した同日、もう1つ提携ニュースが発表された。アリババが、中国で大ヒットしている日本のスマホゲーム「旅かえる」の中国本土での運営権を獲得したのだ。「旅かえる」を開発したヒットポイントは、以前開発した「ねこあつめ」というスマホゲームが中国でヒットした経験をもつ。今回、アリババとの提携によって、本格的に中国市場に初進出することとなった。アリババとのパートナー提携は、ヒットポイントにとって初めての中国市場で頼もしい存在だろう。一方、アリババとしても、今回の提携によって自社が持つアリババ・ゲームズの認知度を高めたい狙いがある。これからも、中国のスマホゲーム市場から目が離せない。

 


ライドシェア市場を狙うMeituan(美団)

中国のO2O大手 Meituan が「Mobike」 買収

O2Oサービスを展開するユニコーン企業Meituan-Dianping(美団-大衆点評)による、シェアサイクル大手のMobike買収が報じられた。近年、Meituanは配車サービスを開始しており、大手Didiと配車サービス市場で対立していた。以前、Didiは、シェアサイクル大手のofoに巨額の出資をしており、配車サービスに加えてシェアサイクル事業にも乗り出していた。今回、MeituanがMobikeを買収したことにより、ライドシェア市場全体において、さらに対立することになる。このMeituanとDidiの対立は、それぞれを援護しているアリババとテンセントの代理戦争とも言われている。一時期、参入者が増加していたライドシェア市場は、徐々に淘汰されてきた。ライドシェア業界の今後の流れにも注目していきたい。