映画館とホテルの融合「Film Hotel」17億円調達

映画館のようなホテル「Film Hotel」が資金調達

中国の映画に特化したエンターテインメント型ホテル「Film Hotel(有戏电影酒店)」が、Aラウンドで1億人民元(17億円)の資金調達に成功した。今回のリードインベスターは、IDG Capitalで、不惑创投とFilm Hotelの創立チームも参加した。創立チームは3000万人民元(5.1億円)を出資。創立者の贾超(gǔ chāo)氏 によると、今回の資金は、店舗展開、技術開発、人材の募集などに使用するようだ。

 

「映画館」と「ホテル」の融合

 「Film Hotel」は2014年3月に成立された、映画に特化したホテルだ。映画館とホテルを組み合わせたこのユニークなホテルでは、宿泊者が楽しめる工夫がなされている。ホテル内には、人気映画の肖像や置物が飾られ、従業員は映画の人気キャラクターの衣装を着ている。なかには、映画の撮影機材がセットされた店舗もある。

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 客室では、映画はもちろん、テレビ、ライブ放送なども視聴することができる。133インチ、1080pのフルスクリーン大画面と3Dサラウンドスピーカーが組み込まれており、通常の映画館よりも迫力のある音響効果を体験できる。また、映画の品質や著作権などを強化するために、北京电影学院(Beijing Film Academy)や、中影集团(China Film Group Corporation)といった映画関連機関と提携を結んでいる。

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 現在、営業している10軒以上のホテルの平均稼働率は95%以上であり、リピート率も通常のビジネスホテルやバジェットホテルよりもはるかに高い。1泊あたりの宿泊料金は、400~900人民元(6800~1.5万円)で、1ホテルあたりの年間収益は約1000万人民元(1.7億円)、純利益率は40%~50%ほどだ。

 

 今後、中国全土に進出し、200店舗を展開する予定だ。内訳は、直営店が50店、加盟店が150店。各都市で最初の加盟店には、加盟料を無料にすることでさらなる店舗拡大を狙う。