世界4位のユニコーン 美団点評 香港市場IPOを果たす

中国の美団点評が20日、香港取引所に上場した。美団点評はレストランの口コミや旅行、映画のチケット予約など生活関連のあらゆるサービスを手がける何でも屋だ。ここ数年でフードデリバリーやシェアサイクルも開始し中国国内で3億人以上に利用されている。上場により調達した資金は新たなサービスの開発に利用される見込みだ。今後もO2Oモデルは中国マーケットにおいて主流となっていきそうだ。

美団点評 香港でIPO

中国で生活関連サービスを提供する美団点評(美团点评、Meituan Dianping)が920日、香港取引所に株式上場した1株あたり69香港ドル(約986円)で発行し、時価総額は約524億ドル(約5.9兆円)になると見られている。時価総額3兆円超、世界4位のユニコーン企業であった美団点評を紹介する。

美団点評 はまさに「何でも屋」

美団点評は、クーポン共同購入サイトの「美団(Meituan)」とグルメ口コミサイト「大衆点評(Dazhongdianping)」が2015年に合併して設立された企業だ。現在では、旅行サイトやデリバリー、シェアサイクル、タクシー配車など多岐にわたるサービスを展開している。
例えるなら、リクルートが運営する「じゃらん」や「ホットペッパー」に更に多くのサービスを加え、それらを
1つのアプリに統合したイメージだ。映画や観光地の入場チケット、レストランからホテル、飛行機の予約、フードデリバリーやシェアサイクルなどが、1つのアプリから利用できてしまう。中国国内のありとあらゆる需要と供給をマッチングさせる巨大なプラットフォームが美団点評なのだ。

美団点評
China travel newsより引用

中国人の4.5人に1人が利用

下表は、美団点評が拡大してきたサービスの変遷を示している。2018年には、シェアサイクル大手のMobikeを買収し話題となった。フードデリバリーや旅行業でもアリババ傘下のEle.meや大手旅行会社のTrip.comを抑え、中国国内でトップシェアを誇っている。2017年の売上高は339億元(5550億円)で2016年の130億元(2190億円)から2.6倍伸びた。2015年の売上高は40億元(655億円)だったので、3年間で8倍以上の成長をみせている。

2017年のアクティブユーザーは3.1億人に達し、440万店以上がお店を掲載している。Trip.comではホテルや航空券の予約がメインだが、美団点評ではそれらに加えて旅行先の観光地の入場チケット購入やレストランの検索・予約まですることが可能だ。「困ったら美団点評」という便利さが多くの人々に利用される理由であり、美団点評の強みである。

美団点評
China travel newsより引用

O2Oモデルは主流に

上場により調達した資金は、新サービスの開発やM&Aなどの投資に利用される見込みだ。今後、ますます多くのサービスが美団点評のアプリから利用できるようになるだろう。オンラインからオフラインへ消費者を誘導するO2Oモデルは、今後主流となっていきそうだ。

 

 

source

http://tech.qq.com/a/20180904/040940.htm

https://www.chinatravelnews.com/article/122749