フランチャイズ展開の託児所「 KANGAROO MAMA 」 数億円を調達

中国の託児所フランチャイザー「袋鼠麻麻( KANGAROO MAMA )」は、Aラウンドで数千万人民元(数億円)の資金調達に成功した。リードインベスターは光速中国(Lightspeed China Partners)だ。

 

「 KANGAROO MAMA 」とは?

KANGAROO MAMA は2016年に設立。主に一線都市に住む共働き夫婦をターゲットに、1~6歳児の託児サービスを提供している。
これまでに13店舗をオープンしており、現在4店舗の開店準備中とのこと。約400㎡の店舗に対して60~70人程度の児童を受け入れており、シッター1人で児童6人を見る比率になっているようだ。価格は、1人あたり月額4000人民元(6.7万円)だ。 現在の児童数は約500人、これまで預かった児童は2000人以上にのぼる。

 

「 KANGAROO MAMA 」の出店戦略

KANGAROO MAMA の出店は、フランチャイズ方式を採用している。フランチャイジーには、託児サービスの需要が見込まれる3つの地域に絞っている。1つ目は、住宅地区への出店だ。設立初期は上海の浦東に集中していたが、現在は長寧、虹口、楊浦、閔行などに店舗を拡大している。2つ目は、巨大なIT企業が密集する地域だ。そして3つ目は、大手不動産の物件だ。すでに中国の大手デベロッパーである龙湖(Longfor Properties)や万科(Vanke)と連携しており、急速な店舗拡大を狙っている。

フランチャイズによる店舗拡大に加え、1つの地域に店舗を密集させるドミナント戦略を取っている。これにより、顧客獲得コストの削減やブランド認知向上を図っているのだ。

 

KANGAROO MAMA の運営チームは上海を拠点としており、教育、フランチャイズ、IT業界の出身者を中心に合計130名のメンバーが在籍している。今回調達した資金は、主に店舗展開、託児カリキュラムの開発、オンライン製品のアップグレードに使用する予定だ。