テンセントが生んだ社会現象!女性アイドルグループ「Rocket Girls」がアツい!

いま中国 アイドル がアツい!

2018年は「アイドル元年」と言われるほど、中国のアイドル業界が盛り上がりを見せている。今回は、韓国で社会現象となったアイドルオーディション番組「Produce101」の中国版について、またその番組から生まれた女性アイドルグループ「火箭少女101(Rocket Girls)」についてご紹介する。

韓国の超人気番組「Produce101」とは?

アイドル

「Produce101」とは、デビューを夢見るアイドルの卵(練習生)101人が、アイドルデビューをかけてバトルを繰り広げる超大型サバイバル番組だ。メンバーはミッション事に審査され、決められた順位に残れたなかった者は脱落してゆく。最終的に、視聴者投票で勝ち残った11人が1つのグループとしてデビューできるのだ。以前、日本でモーニング娘。やChemistryを生み出したことで知られるテレビ番組「ASAYAN」をイメージすると分かりやすいだろう。

「Produce101」は、2016年にシーズン1として女性アイドルのオーディション番組としてスタートした。翌年の2017年には、シーズン2として男性版が放送され、韓国で社会現象を巻き起こしした。

今年6~8月に放送された新シーズンの「PRODUCE48」では、秋元康プロデュースのAKBグループとタイアップし、日韓合同のアイドルグループが結成されたことで、日本でも話題となった。

中国進出の背景にテンセント

テンセント

「Produce101」に目を付けた中国企業がテンセント(腾讯视频:Tencent)だ。テンセントが正式に「Produce101」の著作権を購入し、中国版Produce101として「创造101」が制作されることとなった。ガールズグループ結成プロジェクトとして始動した「创造101」は、韓国の大人気アイドルグループEXO出身のTAOや、国民的若手シンガー・张杰(ジェイソン・チャン)がトレーナーとして出演するなど、豪華なキャスティングで話題となり、放送前から注目を集めていた。

元EXOメンバーのTAO(黄子韬)

「创造101」の2ヵ月間に渡る熱い闘いを経て行われた最終投票当日は、サッカーW杯の大会時期にも関わらず、微博(weibo)の検索ワードランキングで1位~5位を独占するほどの人気ぶりをみせた。

アイドル デビューを果たした「Rocket Girls」

最終投票で選ばれた11人が、6月23日に「火箭少女101(Rocket Girls)」として正式にデビューを果たした。

アイドル Rocket Girls
source: https://www.facebook.com/rocketgirls101/

その後、7月末に発表された「卡路里(カロリー)」という曲が、映画の主題歌にも抜擢され大流行となった。ダイエット中の女子の心の叫びを歌った可愛らしい歌詞と、耳について離れないメロディー「カロリーを燃焼するぞ(燃烧我的卡路里)!」というセリフがネットで話題となった。

脱退騒動も世間が注目

デビューして間もない8月9日、3人のメンバーが脱退の意思を発表した。脱退したメンバーのうち2人は、韓国のアイドルグループ「宇宙少女」の中国人メンバーとしても活動中のソニ(呉宣儀)とミキ(孟美岐)。無理のあるスケジュール配分による精神的、肉体的ストレスが原因と報道されている。番組放送中から人気1、2位を争っていた主力メンバーの脱退に、一時は解散の危機と騒がれたが、その後も8人で新曲「撞」を発表するなど、現在も8人で活動を継続しているようだ。

2018年「中国アイドル元年」から目が離せない

2018年にインターネットで流行したもうひとつのアイドル番組「偶像练习生(Idol Producer)」と今回の「创造101」が生み出した社会現象から、「アイドル元年」とも言われる中国。2020年には中国のアイドル市場が16兆円規模になると予想されている。

韓国版「Produce101」では女性版のシーズン1に続いて男性版が放送されたため、ファンの間では中国版でもシーズン2の放送が期待されている。また、韓国版「Produce101」の最新シーズンでAKBグループとタイアップをしたように、これまで少なかった中国アイドルと日本アイドルのコラボが増えていく可能性もあるだろう。

新たに誕生するアイドルグループや中国のアイドル市場に、今後も注目だ。