クラフトビールをデリバリー?中国の『浪花鮮酿』とは

クラフトビール のデリバリーサービス

2018年4月に李凯が創業した『浪花鲜酿』は、自社で生産したクラフトビールを主にデリバリーで消費者に届けている。消費者は、WeChat内のミニプログラムからクラフトビールを注文することができる。4月のサービス開始以来、WeChatのミニプログラムには2800人がアカウント登録をし、そのうち60%が実際に注文したようだ。

中国のビール市場

中国国内においてビールは大衆に受け入れられている飲料だ。青島ビールや雪花ビール、ハルビンビール、バドワイザーなどが中国でよく飲まれているビールブランドだが、クラフトビールは未だ一般的とはいえない。CEOの李凯は『製造過程の改良と短縮によりコストを下げることで、家庭やパーティーなどでクラフトビールが気軽に飲まれる環境をつくりたい。我々の目標はクラフトビールのシェアを現在の1%から10%に伸ばすことだ。』と述べた。

クラフトビール を中国人好みの味に

『浪花鲜酿』では現在、ビールと黒ビールのラガーと白ビールのエールを扱っている。海外のクラフトビールは味に特徴があり初めての消費者には受け入れられにくいが、『浪花鲜酿』は中国人の好みに合わせ、麦芽の濃度を高くすることで苦味を抑えているのが特徴だ。

現在河北省にあるビール工場と提携して独自のクラフトビールを生産している。価格は500mlで18元(約300円)、1Lで32元(約530円)。どちらもオーダーメイドのガラス瓶を利用している。

クラフトビール のデリバリー方法

『浪花鲜酿』は創業以来、フードデリバリーサービスの『Eleme(饿了么)』や『Meituan(美团)』、生鮮食品店などに出店してきた。しかし、ビールに加え料理を扱う他店舗との競争や顧客数に上限がある実店舗では厳しい状況に置かれていた。あらゆる販売方法を試した中で、『浪花鲜酿』が採った方法が、レンタルキッチンと提携したデリバリーサービスとWeChatのミニプログラムを通したクラフトビールのデリバリーサービスだ。

ミニプログラムからは1日で平均40オーダー、1ヶ月でおよそ3万元(約50万円)を売り上げている。『浪花鲜酿』は5月にシードラウンドで資金調達に成功しており(調達額は未公開)、サプライチェーンや店舗への強化に利用すると見られている。

 

source:https://www.pencilnews.cn/p/20944.html