中国のToutiao オンライン教育の「17ZUOYE」に約200億円投資

中国のオンライン教育プラットフォーム「17ZUOYE(一起作业)」は、Eラウンドにて2億米ドル(213.4億円)を調達し、評価額は10億米ドル(1067億円)以上となった。同ラウンドのリードインベスターはToutiao(今日头条)である。これまでで総額約21.8億人民元(367.4億円)を調達している。

 

17ZUOYEとは

 「17ZUOYE」2012年12月に設立された。オンラインで教師、学生、保護者の3者が交流できる学習プラットフォームだ。オンライン上で教師が出した課題や模擬テストに学生が解答すると、即時に学生と保護者にフィードバックが届く仕組みになっている。この教師と学生、保護者間のやりとりを無料で提供することで、「17ZUOYE」はサービスへのアクセス数を稼ぐ狙いがある。収益源は、主に他社が作成したオンラインテキストや模擬試験の販売収入と広告収入の2つとなっている。
 公式webサイトによると、同サービスは、2016年9月の時点で中国国内8万ヵ所の小中学校に普及している。教科は、国語、数学、英語の3科目であるが、2017年で登録ユーザーは5000万人を突破した。

 

成長する中国の教育市場

 デロイト中国の最新研究報告では、中国の教育業界の市場規模は5年以内に倍増すると示していた。2015年の市場規模は1.6兆人民元(27兆円)であり、2020年には3兆人民元(50.5兆円)になると予想される。オンライン教育業界は、市場の拡大が見込まれ、収益性も高い市場だと認識されている。そのため、テンセント(Tencent)やアリババ(Alibaba)などの巨大IT企業が多額の投資をしているのだ。
 今回、Tuotiaoが「17ZUOYE」に投資した理由についても、成長性の高い教育分野に進出し、シェア獲得・拡大の狙いがあると報じられている。ニュースアグリゲーションで知られるTuotiaoは、教育が専門領域ではないため自社のリソースだけで教育ユーザーを獲得することは難しいようだ。 今回の投資によって「17ZUOYE」に定着したユーザーとビッグデータを活用することが可能になるともみられている。

 

昨年から中国で急成長を遂げているK12オンライン教育業界は、今後どう変化していくのか非常に楽しみな分野だ。