白酒スタートアップ「谷小酒」が10億円資金調達

中国の白酒メーカー「谷小酒(gǔxiǎojiǔ )」がプレAラウンドで10億円の資金調達に成功した。谷小酒は2017年にスマホメーカー「シャオミ」のブランド広報ディレクターを務めていた劉飛が創業した白酒スタートアップだ。伝統的な製造法とインターネットを活用した先進的な販売モデルで今後白酒の中国市場に食い込んでいきそうだ。

白酒 メーカー「谷小酒」が10億円資金調達

中国の白酒メーカー「谷小酒(gǔxiǎojiǔ )」がプレAラウンドで6300万元(約10億円)の資金調達に成功した。博将キャピタルやアリババパートナーの王帥などが出資した。谷小酒は今年3月にもエンジェルラウンドで3000万元(約4.8億円)の資金調達にも成功しており、9ヶ月の間に1億元(約16億円)近くの資金調達を完成させた。調達資金は白酒の産地として知られる四川や貴州の市場開拓や、コストパフォーマンスに優れた製品の開発に利用される。

シャオミ出身者が創業

谷小酒は2017年にスマホメーカー「シャオミ(小米)」のブランド広報ディレクターを務めていた劉飛が四川で創業した白酒スタートアップだ。白酒は高粱(コーリャン)などの穀物を原料にして作られておりアルコール度数が50度以上と高く、強い香りがするの特徴だ。白酒の代表的なブランドである茅台酒(máotáijiǔ )や五粮液(wǔliángyè )などは1本1000~2000元(約16,000~32,000円)以上と高価で、宴席などでよく飲まれている。白酒は香りや甘みによって型分けされているが、谷小酒はその中でも濃香型に分類されており、5種類の穀物を発酵、醸成させ、伝統的な白酒の製法を守りながら醸造されている。谷小酒が現在販売している代表的な白酒「缤纷(bīnfēn )」はカラフルなパッケージが印象的で、アルコール度数は42度、1本100mlの瓶が6本で99元(約1600円)と低価格でECサイトを中心に販売されている。

TMALLで販売されている谷小酒(TMALLより引用)

ブロックチェーン技術を活用した 白酒

谷小酒は白酒の偽造防止に世界で初めてブロックチェーンの技術を用いたことでも話題になった。瓶のキャップにQRコードとホログラム画像が印刷されており、生産から流通、販売までのルートを辿ることが可能だ。谷小酒の従業員はアリババや京東、シャオミなど中国でも有名なIT企業出身者が多い。今後もニューリテールなどテクノロジーを駆使した販売や流通などが見られそうだ。

ブロックチェーンを利用したトレーサビリティ(TMALLより引用)

売上は6.4億円突破

谷小酒は創業から8ヶ月間で売上4000万元(約6.4億円)を突破した。直近3ヶ月での売上は1859%増加しており、300トン以上を売り上げている。谷小酒はすでに白酒メーカーとして標準的な規模まで成長しており、創業1年目の中国の民間白酒メーカーとしては最も優れた業績だ。伝統的な製造法とインターネットを活用した先進的な販売モデルで今後白酒の中国市場に食い込んでいくことが期待される。

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