Alipay ユーザー5.2億人!アント・フィナンシャルが1.5兆円調達

1ラウンド過去最高額を調達

中国のアント・フィナンシャル(蚂蚁金服:Ant Financial)が新たに総額140億ドル(1.5兆円)の資金調達を発表した。これまでの投資家に加え、新加坡政府投资公司(Government of Singapore Investment Corp)、马来西亚国库控股(Khazanah Nasional Berhad)、华平投资(Warburg Pincus)、加拿大养老基金投资公司(CPPIB)、银湖投资(Silver Lake)、淡马锡(Temasek Holdings)、泛大西洋资本集团(General Atlantic)など、世界各国の十数社が参加した。140億ドル(1.5兆円)は、1度の資金調達では過去最高の金額だ。

 

アント・フィナンシャルの前身は Aipay (アリペイ:支付宝)

アント・フィナンシャルの前身は、2004年に設立したアリペイ (支付宝: Alipay )である。2014年10月、正式にアント・フィナンシャルが設立された。オンライン決済サービスの「アリペイ」を始め、「余额宝(Yu Ebao)」、「セサミ・クレジット(芝麻信用: Sesame Credit)」などのサービスを提供している。先月17日、英国メディア「ファイナンシャル・タイムズ」は、アント・ファイナンシャルが投資家向けに情報開示をしたと報じた。それによれば、現在、ユーザー数は6.22億人に達しており、そのうち5.2億人が「アリペイ」ユーザーである。総資産は2.2兆人民元(37.9兆円)で、世界最大のMMF(Money Management Funds)サービスである「Yu Ebao」が、そのうちの1.5兆人民元(25.8兆円)を占めているという。

2015年以来、現地のパートナーに技術や経験の場を提供することで、インド、韓国、パキスタン、バングラデシュ、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、香港の9ヵ国における決済サービスの発展を支援している。支援により、ユーザーが安全かつ効率的なモバイル決済サービスを利用できるようになってきたようだ。

 

Alipay 依存の脱却:技術サービスへの移行

アント・フィナンシャルは、決済事業や金融事業から技術サービスに焦点を移行したい考えだ。今月初めには、今後5年間で技術サービスによる収益が全体の65%になると報道された。今回の資金は、主にアリペイのグローバル展開、技術研究開発、人材の採用および新興市場における現地の技術者育成に使用する予定。