ゲーマーのマッチングプラットフォームのバオジーデェンジン(暴鸡电竞)が資金調達。

スキルアップしたいゲーマーと知識豊富なゲーマーを結ぶeスポーツ・プラットフォームの「バオジーデェンジン(暴鸡电竞:bàojīdiànjìng)」が、4,500万人民元(約8億円)資金調達した。今回のシリーズのリードインベスターは、セコイア・キャピタル中国(紅杉中国)で、他にZhenファンド(真格基金)とモーニングサイド・ベンチャーキャピタル(晨兴资本)が参加した。

「バオジーデェンジン」を開発するのは、元テンセントでゲーム事業で務めていたグワンジーユエン(官志远)が設立した深センカイヘイ(深圳开黑科技)だ。中国初のゲーマー間マッチングプラットフォームを目指し2017年6月にリリースされた。

 

ユーザーである、ゲーマーは、知識の豊富なベテランゲーマーとテキストチャットやアプリ内の通話を通して、スキルアップを図れる。中国では、カジュアルゲーマーが容易にスキルアップしたいという潜在的なニーズがあった。「バオジーデェンジン」はこのニーズを見抜き、ベテランゲーマーが一緒にゲームをプレイしながら教えられる設計になっている。配車サービスのDidi Chuxingの仕組みと類似しており、ユーザーが注文すると、ベテランゲーマーがマッチングしてくる。

ゲームのスキルアップのために従来は、
1、知識豊富なベテランゲーマーが書いたブログや攻略本を読む
2、ベテランゲーマーのライブ配信を見て勉強する
というのが主な方法だった。

「バオジーデェンジン」の人気の秘訣は、上記2つに加えて、”ベテランと一緒にゲームを楽しむ”という新たな方法を生み出したことだ。

今年6月のリリース以降プロモーションも一切せずに、最新データで登録ユーザーは120万人超、MAUは60万人におよぶ。ダウンロード数1億を超える人気ゲーム『王者栄耀』(おうしゃえいよう)のスキルアップを求めるユーザーマッチングの依頼件数は、毎日1万件以上だ。

 

ニーズの拡大に応えるために、徐々に対応ゲームの種類を増やしている。中国で今一番人気があるゲームのひとつである『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ)を追加して以降、毎日数百件ほどマッチング依頼が増えている。

ゲーマーのマッチングによるリスク管理も徹底しており、他人になりすましてゲームをすることはできない。万が一、なりすましが発覚した場合、該当ユーザーはアプリ上から強制的に退会させられるようになっている。

今後、eスポーツ市場の成長と共に、こうしたプラットフォームも成長していくことが予想される。今回調達した資金は、製品開発とマーケティング活動に使用される。